会員の皆様、並びに関係各社ご一同様
令和2年7月9日
平素は格別のご高配を賜りありがとうございます。
令和2年7月の豪雨・洪水の災害により、九州から東海・中部地方などにかけて甚大な被害が発生しております。
被災された皆さまへ、心からお見舞い申し上げます。
今回は、かつてないほどの強大な梅雨前線の影響で、全国18県、123か所で土砂災害が発生したことを国土省が発表しております(7月9日1時現在)。
九州の中でも、災害が多かったのは熊本県の44か所、鹿児島県の36か所で、特に熊本県の球磨川の濁流の氾濫により、一面の泥水に埋められた球磨村周辺は、目を覆うばかりの悲惨な状況です。
さらに九州各地では、災害で多くの人が亡くなり行方不明にもなっています、また土砂災害や床上浸水などによる家屋被害、避難所への移動、道路の崩壊、田畑への浸水による農作物への被害など、厄災には計り知れないものがあります。
続いて、豪雨は岐阜県を中心とした東海・中部地方に移り、気象庁によれば、下呂市萩原では、これまでに降った雨量が771.5ミリと平年の1か月分の雨量の2倍近くになっているとされます(7月9日7時現在)。
下呂市では飛騨川が濁流で氾濫して、洪水被害が発生し、部落や多くの人たちが孤立状態となりましたが、地域の復旧の見通しがつかないままに、不安と絶望の悲痛な日々を過ごされていることと推察します。
この梅雨前線による悪天候は断続的で、いつ終わるとも知れず、再び雨が強まる恐れがあり、九州、中国、東海から北陸、関東各地に至るまで、まだまだ油断できない状態が続くものと思われます。さらに加えて、今日の新型コロナウイルスの状況を顧みますと、今後いっそうのご用心が大切です。
さて、皆様方の状況はいかがでしょうか。心底より案じております。
被災された方々の大変なご事態に、ご苦労は並々ならぬものと推察いたしますが、皆様の安全と被災地域の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げる次第です。
まずは取り急ぎ、お見舞いの言葉を申し上げます。
一般社団法人 日本POPサミット協会
会長 安達昌人