令和元年(2019年)6月7日
一般社団法人日本POPサミット協会
会長 安達 昌人
最近の展覧会で楽しめたのは「紙わざ大賞展」です。東京・赤坂の東京ミッドタウン・デザインハブで開催(タワービル5F、6月5日まで)。入場無料、撮影は自由。
「紙わざ大賞展」とは、1991年より特殊東海製紙㈱が、毎年主催しているペーパーアートのコンペティションで、大賞・準大賞を勝ち得たこれまでの作品を一堂に集めた展覧会です。
テーマは「紙」を素材として、自由な発想で創作するもの。一見、タント紙やレザックのペーパークラフト、あるいは細長い紙をくるくる丸めて組み合わせたペーパークイリングと分かるものもありますが、「えっ、これが紙?」と驚くトリッキーな作品がずらり。まさに「神わざ!」。例えば、第9回で大賞を得たユーモラスな「かわにぐつ」などもその一つ。作者は女性。毎年全国各地から作品が寄せられ、これまでの応募総数は4000点を超えているとのこと。昨年は東京交通会館で催されていましたが、巡回展もあるようです。
今年は第28回の展覧会ですが、現在、第29回の作品を募集中。特殊東海製紙㈱のWebで応募規定が検索できます(大賞の賞金は50万円)。会員の皆さんで、紙の素材の活かし方に興味を持つ意欲ある方は、この機会にぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。